こんにちわ!
豊川市の外壁塗装・屋根塗装専門店のグラフィティーです。
今回は、フッ素塗料についてお話しさせていただきます。
♦︎フッ素塗料のメリットとデメリット
一般的なアクリル系塗料やシリコン系塗料と比べると、雲泥の差で高い機能性効果を発揮します。
とてもクオリティが高いフッ素塗料ですが、まだまだ需要と供給が少ない影響から価格が高めです。
1 フッ素塗料とは?
フッ素塗料は、塗料の主成分の樹脂がフッ素系の塗料です。
フッ素樹脂の技術を使って開発された塗料であり、寿命の長い塗膜を作る事が出来ます。
フッ素が持つ非粘着性や耐摩耗性、難燃性を利用し、外壁塗膜に大きなメリットを与えて素晴らしい塗膜を作ります。
フッ素の素晴らしさは、焦げないフライパンに加工されているフッ素加工が証明していますので、素人の方でも理解しやすいと思います。
焦げ付かないフライパンのように、汚れを寄せ付けず綺麗な状態を保ち塗膜の寿命を高めます。
今のような時代には、エコで経済的に見ても優秀な塗料です。
ここまで素晴らしい塗料なのになぜフッ素塗料は普及しないのか、その理由は価格の高価さにあります。
その為、大きな建物には採用されているのですが、なかなか一般住宅では採用されにくい塗料でもあります。
また、航空宇宙産業機器にも使われている程、とても信頼性がある優秀な塗料です。
大きな建物はメンテナンスが大変なので、フッ素塗料のような高機能塗料を使うとメンテナンスに手間がかかりにくい大きなメリットが生まれます。
その為、大きな建物には比較的採用されております。
住宅等の小さな建物にはなかなか採用されにくい塗料ではありますが、小さな建物にも費用対効果が充分ありますので、是非採用してほしいおすすめの塗料です。
2 フッ素塗料の特徴
フッ素塗料には、このような沢山の素晴らしい特徴があります。
耐熱性
フッ素塗料は外壁素材に密着しはがれにくい性質があり、紫外線等の熱から建物を守ってくれます。
紫外線から守る事で外壁の素材の劣化を防ぐ事に繋がるので、経済的な建物にする事が出来ます。
親水性
フッ素塗料には親水性があるので、外壁に付着した汚れを雨等で綺麗に洗い流してくれます。
一般的な塗料の塗膜と違い塗膜に汚れが付着しにくいので、いつまでも綺麗な外壁を保つ事が出来ます。
外壁によくある雨染み等の汚さは、フッ素塗料を塗布すると回避させる事が出来ます。
その為、淡い塗装の色を採用しても綺麗な状態を長期間保つ事が出来ます。
防カビ性、防藻性
フッ素塗料は防カビ性と防藻性を持っているので、カビや藻を作らない外壁にする事が出来ます。
光触媒のように太陽の光は一切関係ありませんので、北側等の太陽が当たらない面でも発揮させる事が出来ます。
しかし、完全にカビや藻を防げるという訳ではありませんので、ある程度清潔を保つと綺麗を維持させる事が出来ます。
付着しても親水効果によりすぐに取り除く事が出来るので、カビや藻を発見したら即座に取り除く事をオススメします。
耐候性
フッ素塗料は外壁素材にぴたっと密着する性質があり、馴染みが良いので耐候性を高くさせる事が出来ます。
紫外線や雨風から外壁を守ってくれるので、寿命の長い建物へと繋げる事が出来ます。
耐摩耗性
フッ素塗料は耐摩耗性が高いので、光沢の保持を高める事が出来ます。
他の塗料の塗膜の光沢保持は、アクリル塗料やウレタン塗料で5年で20%の光沢減少、シリコン塗料で10年で20%の減少なのに比べて、フッ素塗料は20年で10%の減少しかしません。
長年経っても古臭い外壁の雰囲気を見せないのも、フッ素塗料の大きな特徴です。
3 フッ素塗料のメリット
塗膜の寿命の長さ
フッ素塗料の最大のメリットは、塗膜の寿命が長いという事です。
約15~20年の耐用年数であり、一般的な塗料と比べると約2倍もの耐用年数を持っています。
長持ちしている建物では、30年以上も塗り替えを行っていないフッ素塗料の建物もあります。
生涯リフォーム回数が減る
一般的な塗料は10年ほどの寿命ですので、20年間の間に2回、30年間の間に3回塗り替えを行うのであれば、断然高寿命なフッ素塗料の方がお得という計算になります。
塗装費用は高価ではありますが、耐用年数が物凄く長いので長い目で考えると物凄くお得です。
何度も外壁塗装工事を行うと、その際にかかる仮設工事の回数も増えます。
仮設工事削減や環境等を考えると、今の時代にとても非常に適した外壁塗料です。
生涯リフォーム回数を減らす事が出来るのは物凄いお得となり、気を使ったりする事も減るので建主さんにとって最大の楽となります。
新築のような光沢の綺麗さ
フッ素塗料は親水性を高める為に、ツヤあり塗料となります。
ツルッツルのピッカピカになるので、まるで新築のような綺麗な光沢の塗膜となります。
建物全体が豪華に見えるので、古くなった建物でも見違えります。
4 フッ素塗料のデメリット
大変メリットが多いフッ素塗料ですが、残念ながらデメリットもあります。
もちろんデメリットよりもメリットの方が勝っていますが、どのようなデメリットがあるのか把握してみましょう。
費用が高い
まだまだ需要と供給が少ないので、費用が安価にならないデメリットがあります。
約1.6倍もの差がありますが、費用の高さには劣らない素晴らしいメリットで充分にカバーできると言えます。
初期費用を捻出出来る費用が限られている場合は、採用は難しいと言えます。
認知度が低い
費用が高くあまり使われる頻度が少ない塗料ですので、巷での認知度は残念ながら低い傾向があります。
とても良い塗料なのでもっと知られていても良いのですが、一般的に考えると手が出しにくい単価の塗料です。
フッ素塗料に建物への延命効果は無い
フッ素塗料の素晴らしい効果を勘違いし、フッ素塗料を塗布すれば建物の寿命が長くなると勘違いしている方もいるようです。
あくまで高度な機能性塗料という事であり、今にも壊れそうな建物にフッ素塗料を塗布しても建物の寿命を長くする事には繋がりません。
ツヤありしかない
フッ素塗料は、ツヤあり塗料しかありません。
「マットなツヤなし」が好みの方には、フッ素塗料は不向きです。
少なくても3分ツヤ以上ですので、ツヤの妥協が出来ないのであればオススメ出来ません。
フッ素塗料にツヤがある理由は親水性に大きく関わっているので、ツヤなしでは効果を発揮しません。
かなりピカピカな塗装になりますので、まずはサンプルで光沢の状態を確認する事をオススメします。