おはようございます!
豊川市の外壁塗装・屋根塗装専門店のグラフィティーです。
今回は、ベランダ塗装についてお話しさせていただきます。
♦︎ベランダやバルコニーの防水塗装!
洗濯物を干したり家庭菜園を楽しんだりできるベランダやバルコニーは、日常生活を快適に送るために役立つスペースです。
しかし、屋外にあり雨風や紫外線にさらされるため、劣化しやすい場所でもあります。
劣化するといろいろな症状が現れ、放っておくと大規模な工事が必要になります。
ベランダの耐久性が落ちて破損すると、住む人が怪我をしたり、転落したりする危険性もあるのです。
今回の記事では、ベランダやバルコニーの防水塗装について詳しく説明します。
1 ベランダやバルコニーの劣化原因と防水塗装
ベランダとバルコニーの違いと防水構造
ベランダとバルコニーはどちらも2階以上に位置する屋外のスペースですが、
- 屋根のあるものをベランダ
- 屋根のないものをバルコニー
とそれぞれ呼びます。
屋根の有無にかかわらず、屋外にあるベランダやバルコニーは劣化しやすいため、どちらも防水塗装が必要です。
ベランダやバルコニーの防水は、下地となる「防水層」とその表面に塗る「トップコート」の2層で構成されています。
トップコートとは、塗膜を保護してツヤを出すための、表面に塗るコーティング材のことです。
ベランダやバルコニーが劣化する原因
ベランダやバルコニーは屋外にあり、雨風や紫外線にさらされ続けるため、劣化しやすい場所です。
さらに、洗濯物を干すスペースとして活用する場合も多いため、ベランダを歩くことによる摩擦で塗膜がだんだんと劣化します。
また、人工芝や絨毯(じゅうたん)を敷いている住まいも見かけます。
人工芝や絨毯は雨水などを吸収し、常に水分を含み乾燥しづらくなるため、劣化を進行させる恐れがあるのです。
早めのタイミングでの補修が大切
塗装や小さなひび割れなどの修理なら、メンテナンス程度の施工で済むため、費用もそれほどかかりません。
しかし、小さなひび割れでもメンテナンスを怠ると、劣化が進行して大規模なリフォームが必要になり、塗装や部分補修とは比べ物にならないほどの金額がかかってしまうのです。
最悪の場合はベランダの破損により、居住者が怪我をしたり転落したりする危険性もあります。
トータルコストを抑え安全に使用するためにも、ベランダやバルコニーはひび割れや剥がれが起きる前に定期的にメンテナンスを行いましょう。
塗装時期の目安
防水層とトップコートは、それぞれ防水塗装の塗り替えの目安となる時期が異なります。
- 防水層:約10年
- トップコート:約5年
ただし、これはあくまで目安であり、ベランダやバルコニーの表面が粉っぽくなっていたり小さなひび割れが見られたりする場合には、すぐにトップコートを塗り替えなければなりません。
損傷が進んで防水層まで劣化が進行してしまった場合は、防水層を剥離してから施工しなければならなくなります。
また、ベランダに水が溜まっている場合は注意が必要です。
溜まった水が屋内へ侵入すると、雨漏りの原因になるためです。
水が溜まる原因は排水溝の詰まりや、施工不良により水を排水するための勾配がないことなどが考えられます。
2 ベランダやバルコニーの防水工法
防水塗装は防水層の上にトップコートを塗布することで完成します。
工期は、ベランダの状態が良く補修の必要がない場合は、2〜3日程度です
つづいて、防水層の工法の種類について詳しく説明します。
ウレタン防水工法
液体のウレタン樹脂を塗装する工法です。
塗料が乾くとウレタン樹脂は固まり、弾性のある防水膜が形成されます。
現在のベランダ防水において、主流となっている防水工法です。
メリット
- つなぎ目がない防水膜を形成できるため、防水性に優れる
- 施工が簡単で安価
- 塗料の匂いがほとんどない
- 液体状のためベランダや屋上、バルコニーなどあらゆる場所に適する
デメリット
- 均一に塗るのが難しく、施工者の技術力により仕上がりが左右される
- 経年劣化で亀裂が起こる可能性がある
密着工法と通気緩衝工法
ウレタン防水工法では、次の2種類の工法がよく行われます。
ベランダの状態に応じて、工法を選択します。
密着工法
施工方法の手順は以下の通りです。
- 下地材を塗った後に、ガラス繊維でできたメッシュの補強布を貼り付けます
- その上からウレタン防水材を塗り重ねます
- 最後にトップコートを塗って仕上げます
密着工法は軽量で密着性に優れるため、ベランダに向いた施工方法です。
短期間で工事ができ、施工費用も抑えられます。
ただし、下地処理を丁寧に行い、下地をしっかりと乾燥させてから施工を行う必要があります。
施工場所がすでに雨漏りしている場合には向きません。
通気緩衝工法
施工手順は以下の通りです。
- 下地材を塗った後に、裏側に溝があいている通気緩衝シートを貼ります
- 湿気を逃すための脱気筒を設置します
- ウレタン防水材を重ね塗りして、トップコートを塗布して完成です。
密着工法に比べてコストはかかりますが、劣化現象の一つである「膨れ」が起こりにくいのが特徴です。
雨漏りなどが起こり、下地が水分を含んでいる場所にはおすすめの工法です。
FRP防水工法
FRPとは、強化プラスチックを意味する言葉です。
液体の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を混ぜて、そこにガラス繊維などの補強材を加えたものを用いるのがFRP防水工法です。
現在、ウレタン防水工法に次いで行われる防水工法となります。
戸建て住宅や新築マンションなどに採用されることが多く、鉄筋コンクリート造の建物やマンションのベランダに適しています。
ただし、FRP防水は伸縮性に優れずひび割れが起きる可能性があるため、収縮や変形が起こる木材の下地にはあまり適していません。
また、下地が鉄部の場合は、FRP防水の施工はできません。
メリット
- つなぎ目がないシームレスなつくりのため、防水性に優れる
- 軽量でベランダや屋上の防水材に向いている
- 頑丈で耐久性があり、摩擦や衝撃に強い
デメリット
- 材料費が高いためコストがかかる
- 塗料に臭いがある
- プラスチックでできているため紫外線に弱く、定期的にトップコートを塗る必要がある
- 下地への接着力が強いため伸び縮みしにくく、地震の影響を受けるとひび割れしやすい
シート防水工法
合成ゴムや塩化ビニールでできた専用の防水シートを、接着剤などにより下地へ貼り付けるのがシート防水工法です。
技術力が必要な塗装工法なため、一般的な戸建て住宅で採用されることは稀です。
塩ビシート防水工法とゴムシート防水工法
防水シートの材料により、特徴が異なります。
現在では塩ビシート防水工法が主流です。
塩ビシート防水工法
塩化ビニールで作られた厚さ1.5~2.5mmのシートを使う工法で、現在のシート防水の主流です。
施工は難しいものの、紫外線や熱に強く耐久性に優れています。
ゴムシート防水工法
シートがゴムでできているため、軽量で伸縮性に優れ、安価です。
しかし、複雑な形状の場所には向いておらず、シートの厚さが1.2~2mmで、塩ビシートよりも薄いため、衝撃に弱い特徴があります。
現在ではゴムシート防水を扱う業者が減少しました。
メリット
- 短期間で施工できる
- 耐久性や対候性に優れ、亀裂に強い
- 匂いが少なく、耐用年数も長い
デメリット
- 複雑な形状の場所の施工には向かない
- 施工の難易度が高く、仕上がりは施工者の技術力に左右される
- 燃えるとダイオキシンが発生する場合もある
アスファルト防水工法
成分にアスファルトが含まれているシート状のルーフィングをベランダに貼る工法です。
熱工法やトーチ工法、常温工法などがあります。
一般的な戸建て住宅で採用されることはなく、マンションやビルの屋上に行われる防水工法です。
メリット
- 他の防水工法よりも耐用年数が長い
- 防水性が高い
- 屋上緑化ができる
デメリット
- 工程数が多い
- 工程によってはアスファルト溶融釜が必要で、匂いや煙が発生する。また火災や火傷のリスクがある
3 ベランダやバルコニーの劣化症状と対処法
ベランダやバルコニーに起こるトラブルと対処法
ベランダやバルコニーが劣化すると、さまざまな症状が見られるようになります。
つづいてベランダやバルコニーに生じるトラブルと危険度、メンテナンス方法について説明します。
トラブルを放置することで劣化が拡大し危険度も上がるため、 早めに対応することが重要です。
危険度:小 表面の色あせ、チョーキング現象
ベランダは紫外線や雨風、外気などの影響を受け続けるため、年月が経つにつれて次第に劣化が起こります。
その中で最初に起こる劣化症状が表面の色あせです。
また、触ると白い粉が指に付く、チョーキング現象も起こります。
色あせやチョーキング現象が見つかった場合は、メンテナンスを検討すべきタイミングです。
この段階で塗装を行えば、トップコートを塗り直すだけで済みます。
色あせを放置すると、ひび割れや雨漏りなど大きな被害に発展するため、早めにメンテナンスをするのが理想的です。
危険度:小 水たまり
新築の建物でも、ベランダやバルコニーに水たまりができることがあります。
原因は勾配の問題です。
防水塗装が原因というよりも、建物の設計自体に問題があることがほとんどです。
時間が経過すると経年劣化が原因と判断されてしまうので、すぐに施工業者へ連絡をしましょう。
新築から数年経ち、以前は見られなかった水たまりができるようになった場合は、排水溝の詰まりなどが原因として考えられます。
排水溝が詰まってしまうと雨水の流れは悪くなり、あふれた雨水が水たまりとなってしまいます。
排水溝の詰まりが原因の場合は、防水施工をしなくても詰まりを解消すれば水たまりが解消されます。
こまめに掃除や手入れをしましょう。
危険度:小~中 植物や藻の繁殖
ベランダに植物やコケ、藻が繁殖する場合は、ベランダの防水機能が低下していると考えられます。
見た目が悪くなるだけではなく、湿気がたまりやすい状態です。
早めに対応しないと、塗膜の劣化を早めることになります。
植物が生えている場合は、根を無理矢理引き抜くとそこから水が入り、雨漏りが起きる可能性もあります。
専門業者に依頼して対処してもらいましょう。
また、丁寧に高圧洗浄をして汚れを除去してから、塗装をしなければなりません。
汚れが残っている状態で塗装をすると、施工不良を起こして塗装後すぐに塗膜が剥がれてしまいます。
防藻効果や防カビ効果のある塗料を塗るのがおすすめです。
危険度:中 表面の剥がれ
トップコートの塗膜だけが剥がれている場合は、簡単な防水塗装で済みます。
しかし、防水層から剥がれている場合は、もう少し大掛かりな工事が必要です。
防水層からの剥がれは、今あるシートや塗装などを全て取り去り、改めて防水工事をした方がベランダやバルコニーの寿命が長くなります。
危険度:中〜大 大小のひび割れ
防水工事を施した際の塗装方法によっては、塗装してから数か月で小さなひび割れが発生してしまうケースがあります。
後の項目で解説しますが、FRP防水工法の際にトップコートが小さくひび割れてしまうことがあるのです。
施工不良やミスが原因なので、施工をした業者へすぐに連絡して対応してもらいましょう。
塗装してから数年が経過して床の表面に小さなひび割れが現れた場合は、経年劣化が原因です。
ベランダやバルコニーの防水塗装を行うひとつの目安となります。
劣化を放置して床材にまで亀裂が入るなど、大きなひび割れにまで発展すると、塗装だけでは済まないケースがほとんどです。
より大規模な工事が必要になることを覚悟しましょう。
危険度:大 雨漏り
ひどく劣化したベランダやバルコニーを下階から見ると、ポタポタと雨漏りしていたり雨染みが起きていたりすることがあります。
場合によっては建物の内部にまで雨水が侵食し、内部の建材を腐らせてしまうこともあるのです。
家全体の寿命を縮めることにもつながるため、雨漏りを見つけたらすぐに防水工事を行いましょう。
ひび割れからの雨漏り以外にも、排水溝の詰まりや勾配不足を放置した結果、水たまりが広がって雨漏りにまで発展することもあります
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