「外壁塗装には、どのぐらいの期間がかかるのか」が気になっている方は少なくないでしょう。なかには、「外壁塗装の期間を短縮する方法がないか」を探っている方もいらっしゃるかもしれません。

ずばり申し上げると、外壁塗装には、一定の期間がかかります。戸建ては10~14日が目安。アパートは2~3週間(6戸程度の大きさの場合)かかることもあります。そして、基本的に、この期間を短縮することはできません。

1.戸建て・アパートの外壁塗装にかかる期間

外壁塗装には、おおよそ下記の期間がかかります。

[外壁塗装にかかる期間の目安]

●戸建て/10~14日

●アパート/2~3週間
※6戸程度の大きさの場合

ただし、上記はあくまで平均的な期間です。特にアパートは、外壁の広さ(建物の大きさ)等によって、期間が上記と大きく異なることもあります。

また、場合によっては、外壁塗装の期間が予定より長引くこともあります。

 

2.外壁塗装の期間について押さえておきたいポイント

2-1.外壁塗装にかかる期間を短縮することはできない

1章でご紹介した通り、外壁塗装には一定の期間がかかります。そして、基本的にこの期間を短縮することはできません。厳密にいえば、1~2日くらいの短縮はできる場合もありますが、大幅な短縮はまず無理です。

なぜならば、「外壁塗装」には、塗装以外にも、足場の設置・高圧洗浄・下地処理など、様々な工事工程があり、それぞれの工事工程に一定の期間(時間)がかかるためです。

[戸建て|外壁塗装の流れ]

①足場設置前の現場確認・・・1日(1時間ほど)

②足場の設置・・・1日

③高圧洗浄・・・1日

④下地処理・・・1日

⑤養生・・・1日

⑥外壁塗装(下塗り、中塗り、上塗り)・・・各2〜3日

⑦完了検査・・・1日(1時間ほど)

⑧足場の解体・・・1日

⑨完成、引き渡し

※上記の各工事工程にかかる期間はあくまで、目安です。外壁の状態等によっては、一部の作業が翌日にずれ込むなど、多少の差異が生じることもあります。もしかすると、「作業スピードを上げれば、期間を短縮できるのでは」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、外壁塗装は作業量が多いため、上げられるスピードには限界があります。無理にスピードをあげれば、作業が雑になるなどして、仕上がりに大いに影響することになるでしょう。

また、どんなに作業スピードをあげても、次々と工程を進められるわけではない、ということも押さえておきたいところ。洗浄後は水が乾燥するのを、下塗り後・中塗り後・上塗り後は、塗料が乾燥するのを待つ必要があります。そのため、たとえば、「その日のうちに下塗りから中塗り、上塗りまで一気に仕上げる」といったことは、できません。仮に、乾燥を待たずに工程を無理やり進めれば、何等かの不具合が生じる可能性があります。

2-2.外壁塗装の期間は予定より長引くこともある

実は、外壁塗装の期間が予定より長引くのは、珍しいことではありません。予定より長引いてしまうのには、下記3つの理由があります。

●理由① 気象条件によっては外壁塗装が中止となるため

気象条件がそろわなければ、外壁塗装はできません。そのため、その日の気象条件によっては、外壁塗装が中止となることもあります。当然、中止となれば、その分、外壁塗装にかかる期間は長引くことになります。

具体的には、下記のうち一つでも当てはまる場合、外壁塗装は中止となります。

[外壁塗装ができない気象条件]
・強風、降雨、降雪、結露が発生もしくは予想されている
・気温5℃以下
・湿度85%以上

上記を満たさない気象条件下で無理やり外壁塗装をすると、施工不良につながる可能性があります。そのため、上記を満たさない気象条件下で外壁塗装をすることは、まずありません(※一部の工事工程は、上記条件を満たさない条件下で進められることがあります)。

ちなみに、雨の多い梅雨時期や、気温の低い冬などは、外壁塗装ができない日が続く場合もあり、外壁塗装の期間が長引きやすい季節と言えます。

●理由② 天候によっては洗浄水や塗料の乾燥に時間がかるため

2-1でもご紹介した通り、洗浄後は水が、下塗り後・中塗り後・上塗り後は塗料が乾燥しなければ、次の工程に進むことができません。気温が低い場合や湿度が高い場合は、想定以上に水や塗料の乾燥に時間がかかり(※塗料の場合は、塗料メーカーの規定する乾燥時間以上に時間がかかり)、外壁塗装にかかる期間が長引くことがあります。

 

●理由③ 外壁の劣化状態によっては補修・下塗りに時間がかかるため

 

外壁の劣化が進行している場合は、補修・下塗りに時間がかかるために、外壁塗装にかかる期間が長引くことがあります。

外壁の状態を診たうえでスケジュールを組むため、基本的には想定したスケジュール通りに進行しますが、場合によっては、現場で状態をみながら+αの補修をしたり、下塗りの塗装回数を増やしたりすることもあるため、補修・下塗りに時間がかかることにより、外壁塗装の期間が予定より長引くこともある、というわけです。

 

3.事前に知っておきたい!気になる外壁塗装中の生活のこと

外壁塗装の期間について調べている方のなかには、「塗装中の生活」が気になっている方も少なくないでしょう。そこで、この章では、外壁塗装中の生活について事前に知っておきたいことをまとめてご紹介します。

3-1.基本的には家に居なくてもOK

「外壁塗装中は、ずっと家に居る必要があるのだろうか」という疑問をお持ちの方は少なくないでしょう。ずばり、ずっと家に居る必要はありません。外壁塗装は「家の外の工事」のため、ほぼ留守にしていても、工事は滞りなく進行します。

家に居る必要がある(留守にできない)のは、立ち会いが必要な、
・足場設置前の現場確認
・完了検査(工事後・足場解体前)
の時だけです。

場合によっては、上記以外にも立ち会いが求められることもありますが、基本的には、上記以外は、留守にしていても問題ありません。

3-2.洗濯物は外に干せない

外壁塗装中は基本的に「外に洗濯物は干せない」と考えていただいて、間違いありません。もちろん、ベランダに干すのもNGです。

なぜ外に干せないのかというと、汚れや塗料が付着したり、塗料の臭いがついてしまったりすることがあるためです。職人さんの邪魔になるから、という理由もあります。

そのため、外壁塗装中は部屋干しをするか、近くのコインランドリーを使用するなど、なんらかの対応が必要となります。事前に外には干せないということを想定して、工事前にどう対応するのかを考えておくとよいでしょう。

「どうしても、家の外に干したい…」という場合は、塗装業者に相談してみましょう。住まいの形状や工程によっては、一定の期間、外やベランダに干せるチャンスがあるかもしれません。

3-3.換気できるタイミング(窓やドアの開閉)には制限がある

外壁塗装中は、窓やドアを好きなタイミングで開けての換気はできなくなります。ただし、ずっと開けられないというわけではありません。目安としては、外壁塗装中の2/3は開けられるイメージです。

絶対に窓やドアを開けられないのは「足場の組み立て時」「洗浄時」「養生時」です。
ただし、上記工程以外のタイミングでも、作業箇所等によっては、窓やドアが開けられないこともあります。無理にあけると、外壁塗装の作業に支障がでる、部屋の中を汚してしまてしまうといったことになりかねないため、絶対NGとされる上記以外の工程で、窓やドアを開けたい場合は、業者に確認してから開けるのがオススメです。

 

まとめ

外壁塗装の期間について解説してまいりましたが、いかがでしたか。
外壁塗装には、一定の期間がかかります(戸建ては10~14日が目安。アパートは2~3週間 ※6戸程度の大きさの場合)。そして、基本的には、この期間を短縮することはできません、また、場合によっては外壁塗装にかかる期間が長引くこともあります