こんにちわ!
豊川市の外壁塗装・屋根塗装専門店のグラフィティーです。
今回は、手抜き工事についてお話しさせて頂きます。
♦︎手抜き外壁塗装工事を見破るチェックポイント
塗装工事は湿式工法であり、様々な工程により作り上げていく工事です。
その為、他の工種と比べるとわかりにくい工種であり、残念ながら手抜きをされてしまう事も少なくないのが現状です。
塗装工事というのは、手抜きをしようと思えばいくらでも出来てしまう工事でもあります。
対策としては、ご自身が本当に信頼出来る施工業者に頼む以外では、塗装工事の際によくある事例を把握して見極めていくしか他ありません。
外壁塗装工事にはどのような手抜きがあるのか、よくある手抜きの事例など、把握してほしいポイントなども詳しくご紹介致します。
外壁塗装工事には、以下のような手抜きが発生してしまう場合がございます。
1.従来の足場を設置せずに塗装工事を行う
施工業者の利益を増やすために、足場を勝手に簡易的に組んでしまう業者がいます。
外壁塗装の際、足場が万度に組まれている事で隅々まで塗装工事を行う事が出来ます。
足場が万度に組まれていなければ、建物の端や細部などを万度の塗布する事が出来なくなってしまいます。
結果、所定の塗膜の厚みをキープ出来ず、塗膜本来の効果を発揮する事が難しくなってしまいます。
外壁塗装工事の際にしっかりとした万度な足場を設立する業者は、隅から隅まで万度で完璧な塗膜を作る事が可能となります。
2.足場のシート養生をしない
足場のシート養生を行わない業者は、塗膜の精度に対し適当な業者が多いのが現状です。
足場のシートを掛ける手間を省き、早く塗装工事を行う事で、回転率を上げて利益を多く得ようとする考えです。
塗装工事に対し時間をかけてしっかりとした塗膜を作る考えを持っていない業者は、工事を急いで精度の低い塗膜となってしまう事があります。
3.窓やフードの養生をきちんとしない
外壁塗装の場合、塗料を付着させたくない窓やフード等は、マスカー等の養生材で綺麗にしっかりと養生を行う事が鉄則となります。
丁寧に養生をすると費用も手間もかかってしまうので、適当な養生で外壁塗装工事を行おうとする業者がいます。
しかし、塗装の基本である養生も満足にできない適当な業者は、万度な塗膜を作る事は難しくなってしまいます。
雑な仕事をする業者は、素人が塗装工事を行っている事と同じとなり、万度な塗膜を作る事は出来ません。
4.採用する塗料を勝手に安価な塗料に変える
原価を抑えるために、約束した塗料を使わず安価な塗料に変えて施工してしまう業者がいるようです。
よくある塗料に対する手抜きといえば、1ランク下の塗料を使って材料費を浮かせるやり方があるようです。
違う塗料を使っても、仕上がり状態では材料の差はわかりにくいのが現状です。
それを利用し、安価な塗料を勝手に採用するという非常識な手抜きのやり方です。
5.外壁洗浄を行わない
外壁には汚れやゴミなど、あらゆるものが付着しています。
外壁塗装に先立ち、それらを綺麗に取り除く事で塗膜の密着度を高めて高い精度の塗膜を作る事が出来ます。
その為、外壁の塗り替えの際は高圧洗浄等によりしっかりと洗浄する事が鉄則です。
しかし、丁寧に外壁洗浄を行おうとすると1日程度かかってしまい、業者にとって大きな手間となってしまいます。
適当に洗浄作業をしたり、洗浄自体を行わず省略してしまい、汚れが付着したままで塗装工程を行ってしまうケースも少なくないようです。
6.下地処理が適当もしくはしない
外壁塗装における下地処理とは、外壁素材の表面を綺麗に清掃したり滑らかにする事で、塗装自体が乗りやすい状態に整える事です。
下地処理を行わなければ、塗膜の密着度が低くなってしまい万度な塗膜になりません。
下地処理の有無は塗膜が完成した際、表面上には見えない事もあります。
手抜きをしようとする職人さんは、「どうせバレないだろう」という前提で下地処理の手抜きを行う事もあるようです。
また、表面を滑らかにしない事で、塗装工事完了後の塗膜の平滑を発揮出来なく、見た目の精度が悪くなってしまう事もあります。
7.既存外壁の不具合の補修を万度に行わない
外壁塗装の塗り替えの場合、既存外壁の不具合を修繕した後に新規塗装工事へと進まなくてはいけません。
クラック等の既存外壁に発生している不具合を放置したまま新規塗膜を乗せても、既存外壁の不具合部分の影響で劣化が早まってしまい、万度な塗膜をキープさせる事が出来なくなってしまいます。
手抜きを行う業者の場合、手厚く不具合部分の補修をすると費用も手間もかかってしまう為、適当に補修をして新規塗装工事を行ってしまうケースもあるようです。
既存外壁の不具合部分はきちんと補修をしなければ、新規塗膜も外壁も長持ちしませんので、外壁塗装の塗り替えの際には非常に重要なポイントとなります。
8.塗料の計量や希釈がおろそか
塗料は種類によって指定された配合量があり、きちんと計量して配合する事が鉄則となります。
しかし、急いで塗装工事を進めようと変なクセが付いている業者の場合、きちんと計量をせずに適当に目分量で計量し配合して塗料を使う職人さんもいるようです。
また、必要以上に希釈をしてしまう事で本来の塗料の濃度を得る事が出来ず、薄い塗料を塗布してしまう業者もいるようです。
どちらのケースも塗料本来の性能の発揮は難しくなり、万度ではない塗膜を作ってしまいます。
9.薄く塗料を塗布する
塗料は各塗料により塗布する量が決まっており、既定の塗布量をキープする事で適切な塗膜の厚みを作る事が出来ます。
使用する塗料を減らす事で材料費や人件費を減らす事が出来る関係上、規定よりも薄く塗布する職人さんがいるようです。
薄く塗布してしまうと薄い塗膜しか出来上がりませんので、本来その塗料が発揮できる効果を得る事が出来なくなってしまいます。
10.乾燥時間を守らない
塗装工事は湿式工法ですので、各工程間できちんと乾燥させた後に次の工程に移る事が鉄則となります。
塗装工程の際は、各塗料により乾燥時間のインターバルが決まっています。
塗料ごとに指定のある乾燥時間以上に乾かして、しっかり乾燥したのを見計らった後に、次の塗装工程に移らなければいけません。
乾燥のインターバルを守ろうとすると時間もかかってしまい、余計な手間がかかってしまう関係上、適度に乾燥した状態で次の工程に移ってしまう職人さんもいるようです。
乾燥時間のインターバルをきちんと守らない場合、乾燥しきっていない塗膜に不具合が起きてしまい、膨れやヒビ、剥がれを生じてしまいます。
突貫工事などで急いで塗装工事を行った際、塗膜に様々な不具合が起きやすいのは乾燥時間を守っていない事が多く見られます。
11.塗装工程の回数を勝手に減らす
塗装工程は、各塗料により塗り回数に決まりがあります。
多くの場合、下塗り1回、塗装工程(中塗り及び上塗り)が2回の合計3回塗りとなります。
塗装工程の回数を増やす事で材料も手間もかかってしまいますので、塗装回数を減らし利益を上げようと考えてしまう職人さんもいるようです。
各塗料により定められた塗装回数より減らして塗装工程を行ってしまうと、塗膜が薄くなってしまいますので、短期間で劣化する塗膜となってしまい、せっかくの塗装も台無しとなってしまいます。
12.雨が降ったり悪天候であっても工事を続行する
塗装工事は、降雨時の作業や、湿度85%以上の場合も塗装工事を止めなければいけない決め事があります。
しかし、職人さんのスケジュールの都合で急いで塗装工事を行わなければならず、多少雨が降っていても湿度が高くても外壁塗装工事を続ける職人さんがいるようです。
「塗料や塗布する素材に雨が当たらなければ良いだろう」と思う職人さんもいるようですが、湿度の関係で塗料や下地に必ず影響を与えてしまいます。
余計な水分を含んでしまう事で塗膜の精度や付着力を弱めてしまいますので、万度な塗膜とはなりません。
雨が降り始めたり悪天候とわかっている場合は、外部の塗装工事を行ってはいけません。
優秀な職人さんであれば熟知している事ですが、急いでいたり手抜きをしようとする職人さんは雨や湿度を気にせず平気で塗装工事を行ってしまいます。