おはようございます!
豊川市の外壁塗装・屋根塗装専門店のグラフィティーです。
今回は、外壁塗装での足場についてお話しさせていただきます
♦︎外壁塗装のリフォームに必要な足場の役割
高い場所の塗装もきれいに行うには、絶対に必要なものですね。基本的には塗装作業で職人さんが使うものなので、依頼する側が足場について気にする必要はないように思えます。
しかし、あまりに無関心では、悪徳業者にだまされる危険性もあるので注意が必要です。
1 足場は外壁塗装工事の基本
外壁塗装の工事で足場を組む目的は、大きく分けて2つあります。
①塗装作業の効率を上げること
外壁塗装は高所での作業を含むので、足場がないと安定した作業環境を確保できません。
作業環境が不安定だと、どうしても塗装に集中することができません。
落下を防ぐことに意識が集中してしまうため、塗りムラや塗り残しの原因となってしまうのです。
②職人さんの安全性を高めること
普通の一軒家の外壁塗装工事なら、はしごでも対応できそうですが、それでは職人さんが落下する危険が大幅に増します。
もし自分の家の塗装中に職人さんが落下して命を落としでもしたら、申し訳なくてやりきれない気持ちになりますよね。
そんな事態になることを防ぐためにも、足場は大いに活躍してくれます。
あなたの家の外壁塗装の品質を高めるため、そして大切な命を守るために、塗装工事の足場は確実に必要なものといえます。
2 塗装の作業効率を左右する足場の種類
知識がないと同じように見える塗装用の足場ですが、実は3種類に分けることができます。
それぞれの足場に特徴があり、設置できる場所や作業効率にも違いがあるのです。
ここでは、それぞれの足場の特徴やメリット、デメリットなどを紹介していきましょう。
①単管足場
単管足場とは、丸いパイプを2本組み合わせたタイプの足場です。
丸いパイプが単管と呼ばれるため、単管足場と名前がついています。
2本のパイプを組み合わせているだけなので、足場としては不安定です。
パイプの隙間に足が滑り落ちる危険もあるので、今ではほとんど採用されなくなりました。
安全性はイマイチな単管足場ですが、メリットも存在します。
作りがとてもシンプルなので、幅が狭くても設置できるのです。
このメリットを活かし、隣の家との距離が近い箇所など、部分的な足場として採用されることはあります。
住宅密集地の塗装工事なら、見かけることもあるかもしれませんね。
②単管ブラケット足場
単管ブラケット足場とは、単管に板状の足場を取り付けるタイプのものです。
ブラケットとは支持具のことで、この上に足場となる板を設置します。
足場が広く確保できるので、単管足場に比べると安定性は増しています。
足が滑り落ちる危険もなく、作業に集中してもらうことができるでしょう。
ただし、ボルトで締めて組み立てていくため、どうしても不備が出やすくなりがちです。
もし、締め込みが緩い箇所があると、揺れやすい足場となってしまいます。
また、一つずつ組み合わせて作るので、足場を組むのに時間がかかるのも欠点といえるでしょう。
③クサビ(ビケ)足場
クサビ足場とは、ブラケットを差し込んで組み立てるタイプの足場のことです。
単管ブラケット足場との違いは組み立て方で、より安定した足場を実現しています。
広く安定した足場が確保できるため、最も作業しやすい足場と言えるでしょう。
ハンマーで確実に固定していくので揺れることも少なく、最近では最も多く活用されています。
さらにクサビ足場は、組み立てや解体が早いのも特徴です。
工事の開始と撤収が早まりますので、工期を短くすることにも一役買ってくれます。
ただし、足場の幅が広いため、狭い隙間に設置することはできません。
もし隣の家との距離と極端に近いようなら、単管足場と組み合わせることになるでしょう。
3 養生シートをかけてトラブル防止
外壁塗装工事においては、足場に養生シートをかけるのが普通です。
風を受けても倒壊しないようメッシュ素材のものが通常で、家全体を囲うように設置します。
このメッシュシートは、強風など特別な理由がない限り工事終了までかけておくものです。
養生シートを設置することには、以下の2つの目的があります。
①塗料の飛散防止
外壁塗装に使用する塗料は液体なので、どうしても周囲への飛散は避けることができません。
また、塗装前は高圧洗浄を行うので、汚れた水が広範囲に飛び散ります。
もし養生シートをしていないと、隣の家や車を汚してしまうかもしれません。
そんなことになると、トラブルになることは避けられないのです。
だからこそ、養生シートをしっかりと張って、塗装中の塗料が飛散するのを防がなければなりません。
塗料はどこに飛ぶか分からないので、塗装中の部分だけにシートを張るのでは不十分です。
塗装工事中は、必ず家全体を覆ってもらうようにしてください。
②職人さんの安全確保
塗装中の養生シートの大切な役割として、職人さんの安全確保があります。
いくらクサビ足場が安定しているからと言って、スペースが狭いことに変わりはありません。
ちょっとバランスを崩しただけでも、足場から転落するリスクは高いといえるのです。
そんな場合でも、養生シートで囲っておけば落下を防止できるかもしれません。
きちんとシートを張っておけば、バランスを崩した身体を支えてくれるのです。
もしものときは、掴まって落下を防ぐこともできますからね。
より安全な作業環境を確保するためにも、塗装中は養生シートを確実に張っておく必要があります。
悪徳な業社になると、「部分的にしか飛散防止シートをかけない」「薄く頼りないメッシュシートを利用している」「そもそも養生シートをかけていない」といった問題を起こします。
打ち合わせの段階で養生シートについても確認しておくことが、無駄なトラブルを防ぐことに役立つでしょう。忘れず聞くようにしてくださいね