こんばんわ!
豊川市の外壁塗装・屋根塗装専門店のグラフィティーです。
今回は、養生についてお話させて頂きます。
工事中は窓を開けてはだめ?~養生と窓~
養生の役割、工事中の日常生活
養生の意味と役割
そもそも、住宅建築工事関連では養生は破損防止のためなどに行います。
なかでも塗装工事においては、色の塗り分けやシーリングの境目、またもっと言えば足場にかけるネットも養生の一部です。
主に塗料の飛散防止や仕上がりの美観を高めるなどの意味で使用され、現場では欠かすことのできない工事工程のひとつです。
養生にも種類があって、大きく分けると2種類です。
・養生テープでマスキングする
・シートやカバーをかける
養生テープでの養生は主に色分けや縁取りの美しさを高めるために使用します。
目地周りや外へこの一部を色分けしてデザインしたい場合、また軒天と外壁の境目などに多く使用され、真っすぐな養生線を作るのは案外技術がいります。
対して、シートやカバーは塗料の飛散防止の意味合いが主。
一番大きい所で言えば足場にかけるネットもそうですし、そのほか塗料の飛散が考えられる施工現場周辺の車。施工宅の窓やドアなどにもカバーをかけていきます。こうすることで塗料が付いてはいけない所には塗料を付けない対策が出来るのです。
養生と窓、生活の変化
・工事中は窓を空けてはいけないんですか?
じつはこれ、結構たくさんの方が気にされています。確かに、外壁、屋根両方を塗装リフォームする場合、施工期間の目安は14~20日前後。もちろん天候や施工する職人の人数などでも変わってきますが、最低でも2週間ほどは足場もったったままだし窓などの施したカバー養生は取り外しません。
・では2週間の間換気もできないのか
勿論答えは『できる』です。
いくら工事中だからといっても、換気や気分転換もできないのは辛いですよね。もともと窓などに施すカバー養生は先に話したように、塗料の飛散防止の意味合いがあります。そのため工事中いつでも自由に・・・という分けではないですが、実際はお客様の意思でカバー養生をはずすこともできます。
テープ式の養生は日常生活に支障が出るものでもないので、施工が完了するまでは剥がさないのが基本ですが、カバー養生は場合に応じて脱着することもあるのです。
カバー養生の脱着などについては業者ごとに多少やり方やルールなどが異なる可能性もありますが、窓のカバー養生であればお客様の意思やご要望で休工時のカバー養生をはずすこともできます。ご自身で外される場合は念のため簡単なご連絡をいただく場合もありますが、例えば台風が接近した時なども状況に応じて外すこともあります。
※台風の場合、カバー養生に使用していたシートが風邪で飛ぶ、などの可能性も考えられるため。
ここで注意点が一つ。
外壁屋根塗装工事ではお客様のご希望に合わせた塗料を提案しますが、塗料種類によっては塗料特有のにおいがするものの少なくありません。そういったニオイの強い塗料は溶剤系と言われ、いわゆるシンナーを使用し塗料を希釈しているため、施工中はむやみに窓を開けるのはお勧めしません。体質や体調次第ではにおいで気分が悪くなってしまうことも。
カバー養生の脱着はあくまでも『救済措置』であり、時と場合によるということは心にとめておいてください。